怪しいウイルス消毒業者の急増に注意

新型コロナウイルス
この記事は約6分で読めます。

新型コロナウイルスの影響で新型コロナウイルスに関わる商売が急増してます。

ご存知の通り、

  • マスク
  • 消毒液
  • 体温計
  • 布マスク作成用製品
  • 小麦粉(お菓子やケーキ作り製品)
  • テッシュ(ペーパー類)
  • カップ麺(保存食類)

このあたりの物が順々に転売され買い占められました。中には法で規制されるものもあります。

そして、横浜港で話題になっていたダイヤモンド・プリンセスのニュースで登場した消毒を行う業者です。業者にはその仕事を業としてきた方々と最近始めた方々がいます。

これから注目の消毒業者

仕事が減ったサービス業者や、内装や修繕を行うような業者が一斉に消毒業者に業種を変更してます。

消毒業者って言ってもプロの知識や経験もなく、室内に消毒液とされるアルコール、次亜塩素ナトリウム、次亜塩素酸水、光触媒関連を室内に噴射したりふき取りをして荒稼ぎです。

消毒業者の価格
・一人暮らしで2~4万円
・ファミリタイプで5~20万円
マンションタイプや戸建てタイプで異なりますが、ハウスクリーニングのような価格相場です。ですが、相場や正確な金額がわからないのでやりたい放題なのが注意です。

それは本当に効果があるのか?

そんな疑問も持たず、つい最近サービスを始めたような偽物業者に高額を支払います。

そもそも、それらしい服を着て、体にウイルス対策の専門的な名前でも入れていればらしく見えます。後は、消毒液を噴射したり拭くだけの仕事なので簡単で儲け幅もあります。

『今、需要があるので忙しいです。予約待ちです。あなたはラッキーです』とでも言ってればいいです。そのような業者の広告やサイトを見ていると除菌します!とか抗菌効果がの記載があったので、除菌と抗菌の違いなどを下記で書きます。

新型コロナ”消毒作業の実態…映像入手「消毒の会社に免許・資格必要なし」明確な基準求める声も

FNNプライム 2020/04/29

殺菌・消毒・抗菌・除菌

このウイルスや菌に対して、殺菌・消毒・抗菌・除菌と同じような言葉で、よく商品に書いてますが実は意味が全て異なります。イメージされるのは菌が無くなることですが、実際に絵で見ると違いがわかると思います。

菌を殺す(消し去る)

完全に殺す

ある程度殺す

 

菌を殺さない(取り除く・抑える)

ある程度取り除く

菌の増殖を防ぐ

 

この4つの違いがあります。菌を殺すのか取り除くのか?よく抗菌!抗菌!と気にしている人がいますが、菌が100あった所を抗菌しても菌は100です。ただ、101にはならないだけです。

怪しい業者では、菌を除菌してます!抗菌効果のある消毒液を噴射しますなどと書いてます。

これは意味ないです。

国が認めている消毒液

現在、経済産業省が発表している新型コロナウイルスに効果のある消毒液は以下の4点です。

  • 「アルコール」
  • 「界面活性剤(台所用洗剤等)」
  • 「次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの)」
  • 「第4級アンモニウム塩」

参考情報:独立行政法人製品評価技術基盤機構経済産業省

今後も新型コロナウイルスへの効果が発表される商品は増える可能性はあります。話題の二酸化塩素はウイルスに効果があるなしを別に日本では消毒液として未認可です。

たとえ、二酸化塩素がウイルス等を死滅させる事実があっても、日本においてウイルス感染を予防できる旨を商品の効果・効能として表示するには厚生労働大臣による医薬品としての製造販売承認が必要である。現状としては医薬品として販売されている製品はなく、雑貨として販売されているにもかかわらず不適表示・広告している製品がみられることから、注意が必要と考える。

公益財団法人日本学校保健会

低コストでできる殺菌方法

それは何度かお伝えしてますが次亜塩素酸水です。

先日、北海道大学とメーカーで行った次亜塩素酸水の情報です。

次亜塩素酸水は水と食塩を電気分解して生成される。実験を主導したエナジック教育福祉財団理事で北海道大の玉城英彦名誉教授(疫学、今帰仁村出身)は「次亜塩素酸水は新型コロナをほぼ瞬時に不活化している」と指摘。「安全で手に入りやすく、アルコールに比べ皮膚への刺激も少ない。新型コロナの感染予防で、手指用の消毒液として推奨できる」と話した。

沖縄タイムス 2020/05/15

 

次亜塩素酸水は次亜塩素ナトリウムと間違われることが多く、危険なものと思われることがありますがそれは異なります。また、最近の消毒業者が使用しているもののほとんどがこの次亜塩素酸水です。この北海道大学の実験では、40ppmの次亜塩素酸水で30秒、1分、5分、10分後の反応をデータで出してますが、30秒後には不活性化の確認がされてます。

 

不活化とは、微生物などの病原体(この場合はインフルエンザウイルス)を熱、紫外線、薬剤などで死滅させる(感染性を失わせる)ことをいいます。
インフルエンザウイルスは加熱、アルコールなどの薬剤で不活化できます。

WEB情報

 

不活性とは、死滅した状態にすること、または活動できない状態にすると出てくるので、必ずしも殺菌とは異なりますが、菌やウイルスの機能は失った状態には間違いないです。

私がオススメするのはこの次亜塩素酸水を空気清浄機に入れて空間に噴射する事です。

玄関や、脱衣所だけでもいいと思います。

 

このような場所でも使用されてます。

次亜塩素酸水は使用期間をすぎると殺菌力のなくなった水になります。

また、継続はされないので一度噴射したり殺菌した場所はに抗菌効果はありません。

今後同じ場所に菌が付着する可能性もあります。そのため、定期的に次亜塩素酸水の使用が好ましいです。

 

消毒のしすぎで、病気になりやすい体になる。

新型コロナウイルスとの共存は必要であり、殺菌はよくない。

など様々な意見が世間にある事は十分に承知してます。

ですが、現在新型コロナウイルスに感染する=仕事や暮らしに影響を及ぼす可能性が多いため、できる限りの対策を行ってます。

 

加湿器での使用

商品情報
価格:4,980円(税込・送料無料)
発送:注文後3日程度
容量:20L
濃度:500ppm 加湿器で使用は10倍に希釈する
生産:国内生産



補足

加湿器は、超音波式か気化式が良いです。過熱してしまうタイプでは効果がなくなるためです。

家の加湿器や空気清浄機の加湿部分を確認して使用してください。

持ち運び可能加湿器

タイプ:超音波式

価格:2,780円(税込)

送料:無料

発送:5~7営業日以内

購入ページ

LEDライト機能付き加湿器

タイプ:超音波式

価格:4,880円(税込)

送料:無料

発送:要確認

購入ページ

まとめ

これから増える+現に増えている怪しい消毒業者には注意してください。

オリジナルのチラシで過剰な効果を書き室内の消毒・除菌などを書いてきます。

また、高額な商品の販売や不安をあおる営業も多くなると思います。

次亜塩素酸水であれば、消毒液を買っても2万円分ほどもあれば半年分以上は使用ができます。

コメント